水着撮影会の中止と埼玉県議会

2023年6月29日の読売新聞によると、現在開かれている埼玉県議会が7月7日までの会期となっていますが、その期間中、警察官が県議会議事堂などの警備をしているとのことです。

もちろん、国会では常に警備はされているし、地方議会でも一定の警備要員はいると思うのですが、こうしてニュースになるぐらいですから、普段よりは厳重な警備が敷かれているのかなと思います。

原因は、SNSを中心に大きな話題となった「水着撮影会中止」の問題ですね。ネット上で「共産党県議団らが、県が管理するプールで開催される水着撮影会について性の商品化を目的としていると申し入れたため、開催直前になってプールの使用許可が取り消されてしまった」という書き込みが広がり、共産党などに対して抗議活動が起きているとのことです。

いろんな報道だけを見ていると、私は、中止にした側がちょっと焦ってしまったのかなと思います。いろいんな理由や基準を後付けしているような感じがしますが、直前のドタキャンは気の毒過ぎる気がします。県からは中止要請の一部撤回を指導されたりと、ちょっとドタバタ感がありますね。

ところで、今回の件に限らず、事と次第によっては、議場の傍聴席に大勢詰めかけるということはあり得ます。実際、私も過去に経験したことがあります。深夜にもかかわらず満員の傍聴席、みんなどうなることかと固唾をのんでいる感じでした。

傍聴席では静かに聞いていなければなりませんが、大きな拍手や怒号などが飛び交うこともあります。もちろん議長は何度も制止しますが、傍聴席を埋め尽くすほどの人みんなでやられると、どうしようもありません。

そういう場合は、警察官を動員しても恐らく排除はできないでしょうから、一旦、本会議を止めるしかないでしょうね。

ただ、議会は、あくまで議員と首長が議論する場です。外野は黙って見ているだけということを忘れずに。