会議録を見たい
マニ研調査、次は「住民は、会議の議事録を、容易に見ることができますか?」というものです。
ここで、一ついちゃもんをつけておくと、「議事録」は正確ではありません。一般社会では混同されて使われますが、地方議会では「会議録」と「議事録」は違います。特に、本会議については地方自治法で「会議録」を作成することとされていて、「議事録」という言葉は出てきません。
じゃあその2つ違いは何かというと……、ちょっと話が長くなるのでまたの機会におきますが、本会議の会議録については、ネットや図書館等、方法は幾つかありますが、ほとんどのところでは公開されています。今の時代、公開は当たり前でしょう。本会議だけでなく、常任・特別委員会も公開のところが増えていますが、まだ本会議ほとではありません。
議会運営委員会となると、ネットなどで自由に見られるところはまだ少数派のようです。それにしても、ごく少数ですが「非公開(非作成)としている」というところがあるのは驚きですね。
また、「デジタルデータによる原本署名・保管がなされている」というところが少しあるのですが、これがいまいちどういう実態なのかが分かりません。単にデジタルデータとして置いているというだけなのか、紙の記録をやめて完全にデジタル化しているのか、もしそうなら実際の署名はどう行い、どう管理しているのか、その辺は詳しく知りたいところですね。