委員会でのお茶出し議論


豊島区議会で、委員会で議員にお茶出しをすることをやめるかどうかで議論になっている、しかも、結構長いこと議論をしているのに、なかなか決着がつかないという新聞記事を読んで、遥か昔にタイムスリップしたのかという錯覚を覚えました。正直言って、「まだ、そんなことを!」という感じですね。記事では自民党の議員の反対が強いとありましたが、一体何を考えているのでしょうね。世間との感覚のずれが甚だしいということに気づかないのかと思いますが、まあ、自民党のトップといえば「アベノマスク」のあの方ですから、さもありなんという気もしますが。

大体、なぜ委員会でお茶が必要なんでしょうか。長時間するから? 本会議場は飲食禁止が原則のところが多いと思いますが、本会議でも延々と長時間やることがありませんか? まあ、全体的に、委員会ではなぜか飲み物が出るところが多いですね。秋田県議会や宮城県議会でも、やっと最近になってお茶出しをやめることになったと聞いていますが、とっととやめてほしいものです。職員によるお茶出しは、女性ばかりがそれをやっているならそれはそれで問題だし、議員は何も外部からお呼びしたお客様でも何でもないわけで、もし議員にお茶を出すなら説明員のほうにも出さなきゃ不公平だし……と、いろいろな問題を孕んでいると思います。

事は簡単で、飲みたい議員は自分で用意して持ってくればいいだけのことです。昨今何かと批判のあるペットボトルにするか、水筒にするかも自由、どうぞ御自分で御用意くださいとすればいいだけです。反対派の方たちはどんな屁理屈をこねているのか聞いてみたいですが、まあ、なるべく早くやめるほうが議会のためだと思いますよ。仮に持ち込みを認めるということになるなら、どうか説明員や事務局職員も持ち込んでいいようにしてやってほしいと思います。喉が渇くのは人間みんな同じですからね。

コロナ感染症絡みでオンライン委員会が認められるようになりましたが、そもそもオンラインではお茶出しなんて無理なわけですから、今の機会に過去からのおかしな慣習は見直せばいいと思います。委員会中にお茶出しこそしていなくても、事務局が事前にペットボトルなどの飲み物を用意しているところもありますが、あんなのも不要ですね。廊下に地域特産の水やお茶などの自販機を設置して、欲しい人は自分で買って持ち込んでもらうというようなことならまだ一定理解できますが。

似たような例として、筆記具を事務局が用意しているところがありますが、あれも私は不要だと思います。筆記具を忘れてきた人に貸し出すために数本準備して持っておくのは当然として、会議に出てくるというなら、筆記具ぐらい自分で持ってくるのが普通の感覚でしょう。「政治は最高の道徳」という言葉がありますが、どうか議員の方々には一般人の手本となるような言動をお願いしたいものです。

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