総社デニムマスク議会


岡山県の総社市議会は、6月定例会の最終日となった6月29日、「総社デニムマスク議会」と銘打って、出席者全員がデニムマスクを着用して本会議を開きました。(※左の画像は別の製品です)

「総社デニムマスク」は、総社市の障害者就労支援施設が作製しているもので、デニム生地でできています。私は全然知らなかったのですが、大人気商品になって一時は最長3か月待ちの状態になったとのことです。現在は、13施設で約3000枚/日の生産態勢とのことで、市役所のホームページでも新作の夏モデルの受付を行っています。

おそろいの衣装を着て「〇〇議会」として開かれる取組は時々話題になりますが、コロナ禍の中でのちょっと爽やかな話題に心が和みました。……が、それだけで終わらないのがこのひねくれたブログの特徴なので、ついでに見つけた、余り褒められたことではない事例もついでに御紹介しておきましょう。

議員辞職の事例なんですが、事の起こりは昨年の8月、1期目のある議員が「入院・手術」を理由に議会を欠席しておきながら、実は豪華客船の旅を楽しんでいたというものです。そういえば、一時ニュースで見たような記憶がありますね。新聞に客船ツアーの写真が掲載された中に、当該議員の姿が写っていたことから発覚したようです。まあ、欠席の理由は様々あるにしても、こういうケースは完全にアウトですね。弁解の余地なしでしょう。

この件について、総社市議会では、議員政治倫理審査会が開かれ、審査結果として「辞職勧告が相当」との結論が議長に出されています。それを受けて辞職勧告決議がなされ、本人は議員を辞職しました。まあ、不注意による欠席ではないし、事件発覚後の全議員に対する虚偽説明、諸証明書類の偽造等もあったとのことなので、辞職もやむを得ないでしょうね。

話は戻ってデニムマスクですが、お洒落な生地が人気で既に20万枚以上売れたとのことです。アベノマスクもこういったマスクを使っていればもう少し評価されたのかもしれませんね。

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