千代田区騒動の補足


千代田区議会での混乱について先日書きましたが、ちょっと正確ではなかった部分があったのと、その後の新たな展開もあったので、少し補足しておきます。

まず、区議会が区長を偽証で告発と書きましたが、正確には「告発することを議決した」ということで、実際の告発はまだ行われていないようです。その前に区長が不信任と受け止めて「議会を解散する」と通知してきたので、まずは、その有効・無効の判断が先ということになったようです。まあ、実際、それが有効となると議会は解散・選挙になってしまうので、事情が大きく変わってきますね。

その有効・無効については、区の選挙管理委員会は無効と決定したようですが、区長は「解散の効力は続いている」という態度のまま。それを受けて、今度は区議全員が「区長の解散通知は無効」として地裁に提訴という、まさに泥沼化をしているようです。

これがコロナで大変なときでなければ、議会を解散して選挙して、新議会でもう一度、区長の不信任をすれば区長は失職になって一件落着なのですが、貴重な税金をそんなことで費やすのもばかばかしいですね。かといって、リコール活動もやはりコロナでやりにくいですしね。うーん。司法がとっとと判決を出してくれればいいですが、それでもまた控訴とかなると時間がかかりますし。

気になるのは、解散が有効か無効かの裁判なので、それが確定するまで議会は活動できないんじゃ?ということなのですが、その辺はどうなのでしょう。いずれにしても、一番気の毒なのは区民の皆さんですね。

まあ、部外の者としては、これを他山の石として、不信任と取られる可能性がわずかでもあるようなものは、法的に要件を欠く形で議決するなどの安全策を取るようにしましょう。

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