都道府県議会制度研究会報告書(19)

提言の19は、「立候補に至るまでの手続を分かりやすくする」です。議員に立候補するための要件はいろいろあって、法的な面もややこしいわけですが、実務的な手続も、なるほど分かりにくい面があると思います。

手続でぱっと思い浮かぶのは、取りあえず立候補説明会に行って、で、告示当日に立候補を届け出て、いわゆる七つ道具をもらって選挙戦に突入……という感じでしょうか。ただ、それ以外にもいろんな事務が恐らくあって、例えば供託金の支払いとか、ポスターを作ったり、貼ったり剝がしたり、選挙カーを準備したり。何回も立候補している方はまだいいでしょうが、初挑戦となると右も左も分からない感じもありますね。

コロナ禍の時代、そういった各種手続もネットなどで完結できるようなシステムも必要でしょう。選挙運動そのものの変化ということもあり得るのでしょうが、まずは提言にあるように、選挙に立候補するために必要な知識や手順を示したWebサイトを作るとともに、立候補届出時の多くの資料提出をインターネットにより完結させる等、手続を簡略・迅速化するICT化の促進が求められると思います。

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