三股町議会(宮崎県)が自主解散

三股町議会は、2022年8月13日、臨時会を開いて自主解散しました。

地方議会の解散は「地方公共団体の議会の解散に関する特例法」という法によるもので、イメージ的には衆議院の解散とよく似ています。議員数の4分の3以上の者が出席し、その5分の4以上の者の同意があれば、その議決をした瞬間に失職します。来年4月30日まで任期がありましたが、即日失職し、9月11日に町議会議員選挙を実施するということです。

新聞報道によると、2年交代の慣例に従わずに議長職にとどまった議員を除名処分としたものの、知事の審決でその処分が取り消しとなって復職。その後、パワハラなどの事案も出て町議会は混乱。今年の3月議会では自主解散を表明する特別決議を可決していたそうで、それを受けての今月13日の解散決議となったようです。

つまらぬ理由で混乱させ、解散・選挙で税金も無駄遣いすることになるので、情けない話ですね。議長職は議員任期の4年務めるのが当たり前なんですが、その当たり前のほうが少数派になっていることはつくづく情けないと思います。そんなことをしているから首長に比べて軽く見られてしまうわけで、そんなことでは「議会の権威が」と偉そうなことを言っても話になりませんね。

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