子連れで地方議会の傍聴は?
2023年05月05日のmixiニュースに、「子連れで地方議会を傍聴できる?「赤ちゃん泣きっぱなし困る」「認めないのは時代にそぐわず」分かれる対応、あなたの自治体はどう?」という記事が掲載されました。
議事の進行の妨げになるとして認めていない議会もあれば、規制は時代遅れだとしてルールを見直した議会もあるようですが、皆さんはどうお考えになりますか。
私は、なぜ規制しなきゃいけないの?と考えるほうです。「子」が幾つまでを指すのか知りませんが、要は、議事の妨げにならなきゃいいわけでしょう。子供に限らず、大人でも議事進行の妨げになるようなことをする人はいるわけで、それと何が違うのかなと思います。
赤ちゃんだと急に泣き出すといったことは当然あり得るわけですが、余りに泣き止まないときは、恐らく自発的に傍聴席から退席されるでしょう。もし退席されないときは、職員から一声かけて御協力を願えばいいわけです。
そもそも、短時間、赤ちゃんの泣き声が聞こえただけで、それで議事に集中できないようでは集中力が足りません。議席での居眠りの妨げになるなんていうことはまさかないでしょうが、本当に集中していたら、喫茶店でかなり大きな音で音楽が流れていたり、隣で大声でしゃべっていても気にならないものです。私語的にべらべらしゃべり続けられるとさすがにつらいですが、そういう大人もいるわけで、そういう場合は大人と同様、退場していただくようにすればいいだけです。
どうしても傍聴席に入れたくない、静寂を保ちたいというのであれば、最低限、別室にモニターを設置して、そこで傍聴できるようにすべきでしょう。「傍聴」という言葉の本来の意味からは少し外れますが、まあ許容範囲かなと。
海外では、議員さん自身が赤ちゃんを連れて議場に入って授乳したりする例が報告されています。それに比べると、上のような傍聴席でのお話は次元が低過ぎませんか。
結論として、認めることによって起こる「不都合」については幾らでも回避できる方法があるのですから、ぐちゃぐちゃ言ってないで気持ちよく認めてあげたらどうですか。女性の政治参加の促進とか、もっと議会に関心を持ってもらうべきだとか、格好のいいことを盛んに言っているのですから。