寄居町議会が広報コンクールで第1位

埼玉県の寄居町議会の広報誌「お元気ですか 寄居議会です」の第104号(令和4年3月定例会号)が、第37回町村議会広報全国コンクールの最優秀賞(第1位)を受賞しました。

A4判で全20ページの広報誌は、表紙と裏表紙がカラー刷り、他のページは2色刷りですが、さすが1位を取るだけあって、随所に工夫が見られます。

いいなと思ったのは、特定のテーマについて、議員のいろんな意見を概括的に紹介し、そこから個別の問題についての質問・答弁と続き、さらに、一般住民の方の意見も参考に掲載しているところです。しかも住民の方は写真つきで。個人情報云々とうるさい時代、この辺はなかなか思い切ったなと思います。広報誌に興味を持ってもらういい取組ですね。

「定数減で報酬増は正しいのか」として、自分たちの定数と報酬の問題についても特集されています。検討経過や識者の意見、議員それぞれの考え方、町民の声など、いろんな情報を集め、最終的な結論に至った理由がまとめられています。このような案件は密室の話合いで何となく決まってしまうことも多いと思いますが、非常に分かりやすくレイアウトされています。

一般質問などの記事には全てQRコードが表示されています。また、関連する資料などへのリンクもQRコードから一瞬でジャンプできます。スマホ片手にこの広報誌を読めば、該当する映像や資料を簡単に見ることができるようになっています。

人口は約3万1000人、議員定数は16人、常任委員会は総務経済委員会と文教厚生委員会の2つ、特別委員会は第8次三ヶ山地域開発調査特別委員会と議会広報広聴特別委員会、他に議会運営委員会という構成です。1位を受賞するような広報誌を作るには、8名から成る議会広報広聴特別委員会がしっかり機能しているということでしょうね。