奈義町でこども議会が開会

2023年7月12日、岡山県の奈義町議会で17年ぶりの「こども議会」が開かれたということです。

奈義小学校の6年生52人が壇上にたち、一般質問に臨んだと報道にはあります。答弁は町長など実際に行政を行っている人たちで、なかなか鋭い質問が行われたようです。その模様は7月中にユーチューブで公開されるとのことなので、詳細はそちらで御覧ください。

奈義町は人口約5500人、議員定数は10人、常任委員会は、総務常任委員会、まちづくり常任委員会、議会広報紙編集委員会の3つ、特別委員会はありません。他に、議会運営委員会という構成です。

奈義町は、令和元年の合計特殊出生率が2.95と全国でもトップクラスで、今年の2月には岸田総理が訪問したことでも話題となりました。移住や子育てへの支援を充実させた結果とのことですが、総理も「参考となる貴重な示唆をたくさんもらった」とおっしゃっているので、ぜひともその方向で頑張っていただきたいものです。

詳しいことまでは調べていませんが、今年の3月議会でも、高等学校等修学支援金を従来の年額13万5000万円から24万円に増額、奈義町に帰ってきて居住する間は貸与した育英金の全額免除など、さらに施策が充実されている感じがします。国のほうも「異次元」というなら、「大学まで教育・医療費は完全にただ」とでもすれば、まさに異次元で国が変わると思うんですが。

昭和50年の国立大学の授業料は3万6000円でした。それが今は約53万6000円、私立大学は、約18万2000円だったものが約93万円となっています。国民負担率は、昭和50年に24.3%だったのが今は46.8%。給料の推移を考えると、並大抵のことでは国の将来は危うい。せっかく「異次元」と言ったのだから、本当に「異次元」でお願いします。