住民が議会に参画できる機会や制度は

マニ研調査、次の項目は「住民は、議会の会議以外にも、議会に参画できる機会や制度はありますか?」です。

これもハードルは結構高いですが、前回の「議員の発言を求める」というものよりは実施されているところが多くなっていて、何らかの形でできるところはほぼ7割といった感じになっています。

一番多いのは「議会報告会・意見交換会」というもので、次点が「政策サポーター・議会モニター」、以下、「住民主催の会合への訪問参画」、「オンライン会議を活用した意見交換の場」、「議員と住民で構成する会議」と続きます。

議会報告会については、人口の多い団体ではあまり意味がないと私は思っています。捕捉率や費用対効果の面で疑問が大きい。この辺も、議会としてそういう機会を設けることが求められる時代だとは思うのですが、議会で月1回の報告会を行うより、議員数十名が毎日どこかで報告会のようなことをやるほうが、はるかに効果は大きいわけです。

もちろん、内容の偏りとか、様々な問題があるのは承知していますが、「議会として」という活動をどこまでやるのかは、そう簡単な問題ではないと思います。せっかく常任委員会などもあるのだから、そういうものを活用するとかいうことならいいですが、例えば議会報告会などは、議会の規模などを無視した論点のような気もします。